ハルシオン0.125mg回収。

賦形剤の乳糖をオランダ製からドイツ製に変えただけで、6ヵ月後の溶出時間が15分から30分に延び、自主回収とは!
薬物動態から考えると、やっぱり効果が出始める時間の延長ばかりでなく、消化器官の移動も考えると吸収量にも差が出ると思います。
メーカー(ファイザー)からは「代替品は後発医薬品に。」という事ですが、それこそメーカーによって添加剤が異なるのだから吸収にも変化があると思います。
ハルシオン0.25mgだって0.125mgとは溶出時間が初めから30分かかるし、やっぱり正確には別物です。
こう考えると、添加剤も侮れません。
同じお薬を作るのは難しいものです。
でもそれを同じだと考える”同等性”が、厚生労働省の見解の溶出試験と生物学的同等性試験だけでいいとはとても思えません。
CmaxとAUCで生物学的同等性とはなんかおかしいじゃないですか。
だったら徐放性製剤でTmaxが3時間も早いのも同じかって事じゃない。
やっぱり今の基準はおかしい気がします。