2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

-後発医薬品使用推進の為にすべき事

4月22日読売新聞に「厚生労働省:処方箋における医薬品、後発医薬品が前提。」 http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20070422ik01.htm という記事が出ました。 後発医薬品使用推進の目的は、 ①国の財政における医療費の削減 ②患者様の意志に基づ…

-後発医薬品と先発品の違い

参考文献:ジェネリック医薬品Q&A(じほう) 製剤学(廣川書店) 先の後発医薬品①でも述べたように、後発医薬品は先発品と有効成分が同一で、投与経路、用法・用量、効能・効果が同じ医薬品です。 しかし、添加剤は違います。通常、医薬品は主薬(有効成分)に下…

-世界での使用状況

わが国の医療費は、平成14年度で31兆1240億円(国民一人当たり24万2000円)、その内薬剤費が占める比率は約21%で6兆5331億円です。 また、わが国の老人医療費は平成13年度では総額11兆6560億円と、国民医療費の37.2%を占め、老人一人当たりの医療費は75万7…

後発(ジェネリック)医薬品①定義

後発医薬品とは 現在、製薬企業は研究開発により新薬を開発・販売しています。 人の疾病を治療する新薬の研究では、まず有効な物質を見つけ出し、その時点で特許申請をします。特許期間は申請より20年、医薬品の場合は承認データが必要とされるので、5年の延…

緩和ケアと緩和医療薬学会

3月24日、東京で緩和医療薬学会の設立総会が星薬科大学で開かれました。 がん患者の苦痛を和らげる緩和ケア専門の薬剤師の養成を目的とするもので、医師や患者の相談に応じて薬のアドバイスができる薬剤師を育てるものです。 薬事日報http://www.yakuji.co.j…

EXPO2007−日本医学会総会に行ってきました。

3月31日〜4月8日まで大阪城ホール・大阪ビジネスパークで開かれていたEXPO2007に行ってきました。 会場のあるJR環状線大阪城公園駅に降り立つと、なんとまあ、えげつないくらいたくさんの人。 ”皆行くんやったらSMAPのコンサートより多いんちゃう。”と思いな…

緩和ケアとNBM

厚生労働省は、「ガン対策の為の戦略研究」の一環として「緩和ケア」を普及させる為、数千人規模のガン患者を対象とした大規模研究を始めるそうです。 拠点病院を中心に早期ガンにも積極的緩和ケアを実施したり、自宅で最後を迎えたい人への在宅での緩和ケアを予…

副作用報告

今私の手元に”ジェイゾロフト市販後調査結果のお知らせ”という書類があります。これは、昨年7月7日に発売された抗鬱薬SSRI”ジェイゾロフト”の発売後半年間に集められた副作用の報告書です。 一般に新医薬品が発売されると、それまで臨床試験を受けて医薬品と…