2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

明香ちゃんの心臓

この本は心房中隔欠損の手術後に亡くなった、当時12歳の明香ちゃんの死因を究明するご両親の戦いの記録を書き記した本ですが、決して原因が究明された事で終わるお話ではありません。繰り返される医療事故を未然に防ぐため、そして起こった事故をどのように…

 株式会社と薬局

前回、医療に株式会社参入は向かないという話をしました。しかし、医療に株式会社が参入している業種があります。それが、薬局です。 昨年6月、薬局も医療機関として認められることになりました。従って、株式会社として存在する薬局が医療を行っているとい…

 株式会社と医療

医療に営利を目的とする企業(株式会社)の参入は似つかわしくないという意見は、医師会をはじめとする多くの医師から述べられています。例えば、小松秀樹医師は、氏がお書きになった“医療崩壊”の中で、“日本の勤務医は、高度な知識と技量で、病者に寄与する…

SiCKO

先日マイケル・ムーア監督の新作「SiCKO」を観ました。高齢者と低所得者(合わせて約25%)が加入しているメディケア・メディエイド以外は公的医療保険制度のないアメリカでは、国民の約60%が民間の医療保険に入っています。(勿論残りの15%約4700万人は無保…

今現在、亡くなる方の8割以上は病院で最期を迎えています。しかし、それも2011年の介護保険療養病床全廃・医療保険療養病床の削減によって、変化を強いられる事になります。実は今までは、家庭で介護できないなどの理由で、医療ではなく介護(所謂身の回りの…

 終の棲家(自宅編)

2011年度末までに、現在ある療養病床37万床のうち介護療養病床12万床は全廃されます。また残りの医療療養病床25万床も15万床+αに削減される予定です。また現実には既に療養病床の診療報酬は昨年7月に改定され、以前は全患者一律に一人当たり入院基本料月額…