今現在、亡くなる方の8割以上は病院で最期を迎えています。しかし、それも2011年の介護保険療養病床全廃・医療保険療養病床の削減によって、変化を強いられる事になります。実は今までは、家庭で介護できないなどの理由で、医療ではなく介護(所謂身の回りの世話など)が必要な高齢者が入院する”社会的入院”が多くなり、医療費を圧迫する結果になっていました。そこで、財政再建における医療費の削減の意味から療養病床の削減が図られました。
 しかし、今まで高齢者の介護を病院に認めていたのは政府の政策でもありました。その施策が不都合になった為に急に変更されると、現場が支障をきたす事は今までも多々あります。特に高齢者の方に説明するのは現場です。十分御理解をして頂くためにも、コンセンサスを得て行なって頂きたいと思います。
 2011年からの療養病床を前に、現在既に高齢者の方の入院を抑制する施策は行なわれています。それが”医療区分”です。
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